院長挨拶

こんにちは、かりん在宅クリニック院長の田中亮嗣です。
私の医師としてのキャリアは、沖縄県立中部病院での研修から始まりました。この日本有数の研修病院で、膨大な症例数を経験しました。一流の上級医師から直接フィードバックを受けることで、幅広い疾患への対応の基本を身につけました。その後の聖路加病院では内科研修に特化し、複数の内科的問題を抱える患者さんをマネージメントしました。さらに、がんセンター中央病院では乳がんや肉腫、河北病院では白血病やリンパ腫などの治療を担当しました。
急性期病院での勤務を通じて、病気を治すことに重点を置く医療に携わってきましたが、心のどこかで、この道をずっと続けるべきか自問する日々がありました。在宅診療の見学に行った際、医師と患者さんが"人と人"として接しており、厚い信頼関係のもとで医療が提供されている様子を目の当たりにし、その世界に自分も飛び込みたいと強く感じました。
前職のつばさ在宅クリニック西船橋では在宅診療を一から経験し、患者さんからも多くを学ばせていただきました。私が最も大切にしているのは、患者さん中心の医療です。最期まで自宅で自分の好きなように過ごしたいという患者さんの希望を叶えるため、他職種の専門家と連携し、チームでサポートすることに尽力しています。
在宅医療では、患者さんの人生そのものを支え、かけがえのない時間をより良いものにすることを目指しています。ご自宅や施設での療養を希望される患者さん、病院への通院が難しい方は、ぜひかりん在宅クリニックにご相談ください。患者さんやご家族様からのご相談も歓迎しております。一人ひとりに寄り添い、最適な医療サポートを提供できるよう努めてまいります。